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2007.10.26 Fri 15:45:27
Days of the new「Days of the new」(red) 2001
私がこれについて書かないでどうする……
というわけでDays of the newです。グランジ終焉期に鳴りもの入りでデビューして、見事にそのまま消えてったと思っている人が多そうな気がするんですが、日本盤の出なかったこの3枚目!これがとんでもない名盤でした。
一枚目(黄色)を出した時、リーダーのトラヴィス・ミークスはまだ16とかそこらでした。平均年齢の低さと演奏力、ポストパールジャム、AIC的なということで結構売れたそうです。が、ミークスが自分以外のメンバーを全部首にして、一人で作った二枚目(緑)、これがどうにもすっ飛んでた!曲のアウトラインそのものにあまり代わりはないのですが、バイオリンやらチェロやら色々やってみました的なアレンジというか、あまりのミークスのどーにもならない才気煥発っぷりに、一部の人が撃沈され、私も見事に沈みました(リアルタイムではないのですが)。
さて、3枚目。2枚目が売れなくて日本盤は出なかったが、かろうじてOUTPOSTから出た3枚目!ちょうど9.11の後で入荷がえらく遅れた記憶があります。今でも聴くと感極まる時があるのですが、初めて聴いたときの衝撃ったらなかったです。重くて(超重量級だ)暗いアメリカのロック。カントリーやウエスタンの匂いは更に濃厚になり、モダンロックとかいう枠組みには絶対戻れないところまで来ています。暗いのはもうとことん暗いのですが、鬱い暗さではなく、土着的な日の当たらなさというか………所謂アメリカンゴシックの暗さです。土臭く、血なまぐさく、埃っぽい。且つヘヴィ。このアルバムで初めてエレキギターを取り入れていますが、主体はやっぱりアコギ。それでこの重さというのは、とりあえずの重さを求めてラウド系を聴いていた私には驚きでした。演奏、ボーカルのテンションも凄まじく、各パートのアンサンブルは完璧。その後色んな良い音楽に巡り会いましたが、DOTNのこのアルバムに対する思いは変わっていません。
そんな私の恋心ですが、次のアルバムを待って待って待って待って、ああもう6年も待たされています。その間ミークスはプロデュース業を少ししたり、オーバードースでぶっ倒れたりしていましたが、コンスタントにツアーは行い、今はスタジオに入っているようです。マイスペに上げられている新曲(元々はファンサイトに上がっていた曲ですが)はもの凄く良いのでおすすめ…と書こうと思ったら消えていた。
http://www.myspace.com/treecolors
オフィシャルはこちら。ライブ音源が聴けます。
http://daysofthenew.com/
アコースティック版もいいんですが、バンド形態での音源はアグレッシブで本当にかっこいいなぁ。
ミークスという人は、小僧のくせにDoorsトリビュートライブで「The end」を歌っても許されたような、そんなやっぱり凄い人なんですよ。待ってるうちにもう30近くなっちゃったけどな。
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