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35007「Into the void we travelled」1998

さて、今まであまり手をつけてこなかったオランダ勢ですが、どうも35007だけはスルー出来ないだろ!そんな音を出している気がするっ!と思い至り今更購入……こっ、これはっ………すげぇ………

スペーシーでメカニカルでグルーヴィーでどこかモダンなサイケデリックストーナー。トランスっぽくもあるけれど、あくまでストーナーロックの枠組みの中でやってのけるセンスとバランス感覚は、他のバンドには真似出来ない唯一無比の音を作り出しています。所謂スペースロックのぴよよーんというあれではなく、メカニカルな整頓されたエフェクトと(理系)、ロックバンド的な非常にナマっぽい部分(不良)との対比が素晴らしく、その融合によって35007にしか生み出せないグルーヴがわき上がって来ます。いやもうぶっ飛びますよ。無茶苦茶格好良いです。

「Phase V」も届いてるのでそっちについてはまた後日。
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Los Natas「El Hombre Montana」2006

アルゼンチンのバンド。もうベテランですね。先日紹介した「Sucking 70's」で演ってた「Born to be wild」の歌詞がスパニッシュになってて、聞き慣れた曲だったのもあってか、その響きがえらく新鮮で格好良かったわけですが、アルバムでもやっぱり『英語ではない』響きの格好良さに痺れること請け合い。歌詞の意味は一行たりとも、というか一単語たりとも分かりませんがまぁ良し。うんざりするほどどこでも言われてることだけど、音はKyussタイプのデザートロック。でも、もうKyussを引き合いに出す必要もないですね。ラテンなノリもあるのに全体的に妙にダークなサイケっぷりが炸裂しててそれもまた格好良し。ラフな音像も味を出していますが、なんつっても腹の底に響くうねうねなグルーヴが最高。

やっぱり頭一つどころか5つくらいは抜きん出てるなぁ、と思います。

HERMANO「Live at W2」2005

Queens of the Stoneageが現行のバンドであるのに対して、生ける伝説みたいな捉えられ方をされることが多い気のするジョン・ガルシア様の現行のバンドHermano、の荒野を砂埃上げてぶっ飛ばす爆走50分ライブ盤!Kyuss、Unidaとはまた少し方向性の違うハードロックにガルシア様のボーカルが乗るわけですが、もう、この人、神過ぎる……!ていうか男前過ぎる!!!あまりにも安定してるかな、という物足りなさはあるかもだけどまぁそんなのは微々たる問題で、あの耳に心地よく妙にセクシーさ満載のボーカルを堪能できる至福の50分間がここにあるですよ。「Roll Over」のイントロ〜歌い出しで腰が砕けること請け合い。AC/DCの「TNT」のカバーもハマり過ぎだし、選曲も最高です(Angry Americanが入ってないのは意図があってのことでしょうか)。

いやはや素晴らしい。DVDも欲しいなぁあああああ。

Monster Magnet「Spine of God」1992

アーティスト別にアルバム紹介なんぞやってみようかい、というわけでMonster Magnetの作品を順を追って紹介します。なんでMonster Magnetかというと単に好きだから。あとブートも持ってるのでそれも紹介したいからです(笑

えっとこれの前にセルフタイトルもあるんですがそれは割愛。92年リリースの「Spine of God」はストーナーロック史に残る名盤。Monster Magnetというとアメリカンで頭の悪そうなハードロック(昔のMotley CrueのPVのようにバブリーな)というイメージがあるかもしれないんですが、初期は本当にでろでろどろどろした酩酊っぷりが素晴らしい、凶悪な音を鳴らしていたんですよ。特にこのアルバムは所謂音の重さという意味でのヘヴィな音ではないので少々肩すかしをくらう人もいるかもですが、ストーンドしまくってぶっ飛んでます。「Nod Scene」やGrandfunkのカバー「Sin's a Good Man's Brother」も格好良いのですが、個人的にはなんといってもタイトルトラックが最強。ダウナーなトリップサウンドで涅槃な心地ですよ。地に足のついた粘っこい低音、スペーシーなエフェクト、いい感じに教育上宜しくない理由から)ダルく、いい感じに鬼気迫ってて、その辺のバランス感覚はちょっと他にないと思います。

ちなみに去年リマスター盤が出ました。私は買ってないんですけど音質はどんな感じか気になります。


Baby Woodrose「Love Comes Down」2006
デンマークのバンド。レトロなサイケ/ガレージをやってます。メロディはキャッチーで聴きやすく、適度に色気があって難しいこと一切無し。個人的には非常に夏向きな音楽だと思います。最近日中は半袖でも全然大丈夫なくらい暑いですしね。

このバンドのアルバムは、他に「Blows your mind」と「Money for soul」の二枚を持ってるんですが、一番新しいこのアルバムのことをすっかり忘れてまして。先日いきなり聴きたくなってamazonで探したら取り扱いがなくて凄くショックでした。でもなぜかiTunesで取り扱いあったので不本意ながらダウンロードで購入。確かに便利だし安く済むけどつまらんなぁダウンロードで購入するのって。元々レンタルも一切しないし、やっぱりデータやダビングでなくきちんと音源持っておきたいよね。


Alabama Thuderpussy「Open Fire」2006
見て下さいこのジャケを、このバンド名を。まさしくジャケ買い必至!な素晴らしさですが、もちろんジャケだけじゃなくて内容も素晴らしく、溢れんばかりに男汁の滴る暑苦しいものになっています。

絶対的な愛好者数が少ない故にあまり知られていませんが、実はこっそりとたくさんのバンドが生息しているストーナー内骨太南部系男気ロック界で、頭一つ飛び抜けた存在であるAlabama Thunderpussyの最新アルバム。ボーカルが変わって、サザンロックっぽさが抜けてブリティッシュハードっぽくなってますが、そんな細かいこと言ってられないくらいとにかく豪快です。「Ad Astra」までのSpritual Beggarsが好きだった人なんかにもオススメ。

RELAPSEからのリリースでボーナストラック入りの国内盤も出てます。ちなみにWhitesnakeのカバー。


Kyuss「Deamon Cleaner」
とても好きなPV。この曲自体凄い名曲だと思いますが。




Big Elf「Mad Hatter」
タケノコのように生えるオルガン。COOL!どうやら所属レーベルが変わったようなので、レコードの流通形態が変わって手に入れやすくなることを期待。夏頃に出る新譜が楽しみ過ぎ。



あと、24時間スモーキーなロックを垂れ流しているグレイトなウェブラジオ。何気なく聴き始めると寝れない罠。
www.stonerrock.com/mp3/radio/radio.asp?earl=StonerRock.com
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